派遣村シリーズ① 「元旦のプチ奇蹟」

さて、さて、もう4月中旬、桜も散ったというのに、
話は突然、今年の1月1日、元旦に戻ります。

今年の元旦、私は「ひとりマラソン大会」を敢行し、
その帰り道、風邪をひきそうになりながら、
初詣めぐりをするという孤独イベント（笑）もやり遂げました。

初詣の時に私が祈ったのは、
「実家の家族みんなが今年も健康で幸せであること。」
何しろ、今年は実家に帰らなかったしね。あと、もうひとつ。
「広田さん（仮名）から今年は連絡がありますように。」
というお願いでした。広田さんというのは私の大切な友人。
数少ない心から信用できる人間の内の一人。貴重な存在。
もう2年くらい、音信不通でメアドも変わったみたいで連絡とれず、
昨年8月に私の夢の中で白い服を着て現れて以来、
もしかして死んでるんじゃなかろうかと本気で疑っていた。
だから、こうもお祈りした。
「広田さん、仮に死んでたとしても、とりあえず、返して下さい。」
我ながら、なんつーお願いだ。神様も面食らうわ（笑）
これを、しつこーく、元旦早々、各神社ごとにお願いしたのね。
参照記事：http://magumagu.blog.shinobi.jp/Entry/74/

そしたらよ…


その初詣めぐりの後…


ぐでんぐでんに疲れて寝てたらさ…


これが、
叶っちゃったのだ（笑）


何しろ、大晦日から元旦にかけて殆ど寝てない上に、
1000kcal以上消費するくらい走ってフラフラで、
飯をチョロッと食べて、寝たのが夕方頃だったかで、
私、大爆睡していたんですね。
それが、目が覚めたらもう真っ暗。夜でした。
ひどく乱暴な正月の過ごし方をしたもんだ。あはは。
目が覚めた原因は、玄関の扉をノックする音だったみたいでした。
何度も何度もノックしている。
…すでに宅急便が来る時間ではない。
新聞や宗教の勧誘だって、こんな遅い時間に来ない。

…うーん、これは…ちょっと怖い。

そう思いながら玄関の扉越しに話し掛けてみた。

「はい、どなたさまですか？」

そしたら、聞き間違えの有り得ない、聞き覚えのある声が返って来た。

「まぐみ？？俺だけど…」


その声を聞いた瞬間から、扉を開けるまでの数秒の記憶が無い。
私、とんでもないスピードでドアの鍵を外して、開けて、
何故だか、とんと意味が分からないが、
ドアの前にいた人物にガッと手を伸ばして、

胸倉を掴もうとした（汗）

なんで、そんな凶暴なの、私？意味分からん（笑）
声の主は、例の広田さん（仮名）だった。

広田さんはビックリして上体を反らして私の攻撃を避け、
「よ、よう、久しぶり」と、おどおどしながらも笑った。
私、ようやく、広田さんの顔を確認し、
「久しぶり。いや～、飛びつきそうになったわ～。あははは」
と、凶暴極まりない右手を引っ込めながら誤魔化し笑い。

まじで、感動のあまり抱きつくとかなら分かるけど…
人間って驚くと、わけのわからん行動するってことだねぇ。

で、改めて広田さんの格好を見て、「ん？」と思った。
めっちゃ、凍えてた。
なんか、雰囲気も変。違和感感じた。

普通ではない。何かあったんだ。

とりあえず、まだ１月で寒かったので、家に上げて、
熱いお茶を出して、何があったのか尋ねた。
そしたら広田さんは情けない感じに笑って答えた。

「あはは…派遣切りに遭っちった。」

派遣切り…。そう、年末にニュースになってた、アレです。
私、呆然。他人事みたいにニュース見てたけど、
まさか、当事者がここに現れるとは…。

この日から、私ん家は派遣切り村民を一名抱える
「プチ派遣村」になったのでした。

この派遣村シリーズ、しばらく続きまーす。


～　教訓①　願い事の叶え方　～
やっぱ、神様の耳をスルーしないように、
ちょっと変わったお願いをすると、
「ん？」と気付いて貰えて、叶うのかもしんない（笑）

派遣村シリーズ②　へつづく。

昨日は広田さんのお別れ会で飲み食いしてたから、運動さぼりー。
【今朝の体重】　56.0kg
【昨日の走行】　さぼり。
【昨日の腹筋】　さぼり。　借金筋　－330回　もう、やばいわぁ。